WIPO(世界知的所有権機関)の2月9日ジュネーブでの発表によると、昨年、中国の国際特許出願件数は顕著な増加を遂げ、今や世界で国際特許出願国の第4位にあるという。
WIPOが当日発表したデータを見ると、中国が《特許協力条約》の枠組みの下で提出した国際特許出願は、2009年の7,900件から去年の12,339件まで激増し、増加率は56.2%にも達した。
2社の中国企業が、今回、世界国際特許出願トップテンに入った。その中で、中興通訊は、国際特許出願総数1,863件により2009年のランキング第20位から第2位に踊り出た。もう一社の中国企業である華為社は、1,528件の特許出願で第4位につけている。
WIPOは、東北アジア地域の国際特許出願は顕著な増加状況を示しており、まさに世界的な増加を牽引する動力となっていると指摘する。中国の外にも、日本や韓国の去年の国際特許出願は、それぞれ7.9と20.5%の増加を記録した。
WIPOの発表したデータによると、2010年国際特許出願件数のトップ4は、国別に米国(44,855件)、日本(32,156件)、ドイツ(17,171件)、中国となっている。
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