8月28日午後、世界商標会議総会(INTA)が主催し、集佳知識産権代理有限公司、集佳弁護士事務所の協力する“税関実務座談会”が、集佳研修教室で挙行された。税関総署政策法規司の関連指導者と企業界、弁護士界の代表50人余りの人々が一堂に会し、共に発展を模索した。
座談会は集佳パートナーの趙雷弁護士が司会を務め、税関総署政策法規司の陳旭東司長、税関総署政法司知的財産権処の黄建華副処長、北京税関法規処知的財産権科の亓明氏、広州税関法規処知的財産権科の黄衛東氏がゲストとして出席、INTA中国代表処の首席代表・陳旻氏、集佳知識産権代理有限公司の祖侃副所長が主催及び協力側の代表として出席した。
簡単な紹介の後、税関からの指導者の方々が、具体的な実務の重点の違いに対し、それぞれ詳細な紹介と分析をされ、来場者の一同が深いディスカッションと交流を展開した。まず、税関総署政策法規司の陳旭東司長が、マクロ的な観点から税関の近年来の基本状況、知的財産権権利侵害の断乎たる取締りの姿勢、ならびに今展開しつつある国際協力等について、紹介した。陳司長との交流・意見交換において、企業代表と弁護士代表は積極的に発言し、権利者の立場から実務中に遭遇した問題とそれに対する困惑について表明した、陳司長は問題を熱心に聴くと同時に、税関の全体的な状況ならびに個別事件の背景を総括し、忍耐強く、精緻な解答をした。
税関総署政法司知的財産権処の黄建華副処長は、主に税関業務の最新進展状況を紹介したほか、多くの企業が注目する税関での資料保管、OEM加工、税関証拠開示等の問題について、深く紹介するとともに分析した。また同時に具体的な事例と実務と総合させ、会場の企業及び弁護士代表らと充分な交流を交わした。
その後、北京税関法規処知的財産権科の亓明と広州税関法規処知的財産権科の黄衛東の2科長は、税関の第一線からの権利侵害現象について、大量の実例と写真を使い、税関の知的財産権権利侵害の摘発業務における具体フロー、スケジュール、取調べ基準等について紹介するとともに、生き生きとした事例を通して、一同に近年来の権利侵害の特徴と方式、ならびに高リスクの製品と路線等を紹介した。企業代表と弁護士の多くが、これまでにこれほど直観的に、税関の権利侵害製品の検査、差し押さえ時の業務を詳しく知ったことはない、税関業務への理解が深まった、と表明した。
座談会の最後に黄建華処長、亓明科長、黄衛東科長らが、共同で企業代表と弁護士らの質問に答え、一部の新たな現象と新たな問題について、深く解剖、解読をされた。
|